美し



 自分のために血を流すことがどうしていけないでしょう
 あなたのために血を流すことがどうしていけないでしょう

 私は自分のために けれどあなたのために
 私たちがいきるために 血を流す

 そんな血の赤さは 美しいでしょう?
 そんな血の赤さは 何よりも美しいでしょう?

 まさか自分のものをこんなにも美しいと感じるなんて
 思ってもみなかったのです

 私の血が からだ中をめぐり 私を暖めてくれる
 体を動かしてくれる
 けれどそんなこと本当は必要ないものなのでしょう
 ただ美しいというだけで 
 価値があるものなのですね